音楽担当の田中です。
 
突然ですが、『MAX ANARCHY』に使われている独創的な音楽には皆さんお気付きでしょうか?
 
格闘ゲームを盛り上げるパンチの効いたビートと、クールな現代のカウンターカルチャーであるラップの融合で、文字通り新しいスタイルのゲーム音楽を目指して作っています。関連作品の『MADWORLD』で好評を博した音楽スタイルをベースに、さらに過激にカッコよくスピードアップした、最新のプラチナゲームズサウンドの完成形のひとつです。30曲以上のラップソングは全てゲームの世界観に合わせて作られたオリジナルです。
 
今回はプロジェクトに参戦する音楽スタッフを紹介しながら楽曲の魅力を伝えたいと思います。
 
まずは『MAX ANARCHY』の音楽制作で強力な右腕を担う山口。『BAYONETTA』や『大神』で素晴らしい楽曲群を手掛けた実力者でクオリティは保証済み。このタイトルのためにトライした彼の楽曲も期待してもらって間違いありません。ティザートレイラーを飾った「Sound The Alarm」は無骨な主人公ジャックを表現したテーマです。


 
続いて『MAX ANARCHY』が記念すべきデビュー作となる愛称タッキーこと滝沢。プラチナゲームズの若手ですが、『MAX ANARCHY』の独特なテイストを短期間で消化吸収して、彼のオリジナリティも発揮しつつセンスの良い楽曲にまとめ上げています。このトレイラーで使われている「Jaw」はかなり本格的なストリートのニオイがしませんか?


 
自分自身の音楽としてはジャックと対峙するもう一人の主人公レオのテーマをピックアップします。ヒップホップでは珍しく哀愁感をコンセプトにしつつも、あまり感傷的になりすぎないように調整。結果的に山口のジャックと合わせて上手くキャラクターの描き分けが出来たと思います。この曲「Testin’ Me」は歌詞の内容もレオらしいシリアスなテイストになっています。

最後はストーリーモードをサポートするベテランの袖岡。サジ加減の難しいシーンを確実にカタチに落とし込むバランス感覚はさすが。ストーリートレイラーのために書き下ろした音楽を聴けば否応なしにシナリオへの期待感が高まるはず。


 
他にも公開中の数多くのトレイラーで、ここで紹介した以上の音楽を惜しげもなく使っています。『MAX ANARCHY』の音楽が気になった方は是非チェックしてください。まとめて聴きたいならサウンドトラックがオススメです。ゲームに1日先駆けて7月4日の発売です。全32曲の英語歌詞はもちろん、日本語対訳も付いた豪華仕様です。ぜひ皆さんの音楽ライブラリーに加えてください。
 
 
 
 


 

■ MAX ANARCHY ORIGINAL SOUNDTRACK

Dilated Peoples 5年ぶりとなる新曲『This Is Madness』を始め、
まさに“アナーキー”な全32曲を完全収録。全曲原歌詞、日本語対訳付き。

【 商品情報 】
発売日:2012年7月4日発売予定
品番:WWCE-31277~8
価格:3150円[税込]
発売元:ウェーブマスター
販売元:エイベックス・マーケティング