得意技で勝負

気づけば冬服に衣替えをし、今年ももう終りかーと感じる今日この頃。
前回ちらっと言いました失った歯ですが、ようやく元通りになりました。
これでまた美味しいものをおもいっきり噛めます。

どうもサウンドデザイナーの城後です。


入社して半年以上が過ぎてしまいました。仕事にも少しずつ慣れてきました。
ふと家のハードディスクの中を整理していると、 学生時代に作った作品がゴロゴロ出てきました。
久しぶりに聴いてみると、なんじゃこれというもの、意外といいじゃないか当時の俺、と思えるもの等色々出てきました。
やはりその中でも、学生時代の集大成と言える就職用の作品が一番思い出深いです。
という事で、今回は就職作品についてお話しようと思います。

 

私はサウンドデザイナー(音響効果)の仕事を目指していましたので、作ったものは効果音がほとんどです。
作品は企業によって求められるものが様々で、企業を受験してから決められた期限で作らなければならず、
前もって用意するというのは困難でした。
なので早い段階で用意してもしょうがないな~と思い、ぎりぎりまで何もしていませんでした。
どうせ作るなら、自分の得意なものを全力で出せる企業がいいな~と思っていました。

 

色々な企業を探している中、このプラチナゲームズが目にとまり応募する事にしたのですが、
この会社の作品提出はどの企業とも違っていました。
詳しくは書けないのですが、自分の得意なものを全力で出し、それを評価してもらえるものになっていました。
ほとんどの企業で指示に沿った作品の提出が必要となったため、自分が得意でないものにも挑まなければなりません。
それは会社に入った時に、要求通りの音が作れるのかどうかと、その中でその人の個性も見るためだと思います。
自分のオリジナルで判断してくれるプラチナが、その時から他の企業に目もくれず第一志望になっていました。
あなたの一番得意なものを見せて下さいと言われているようで、それはもうやる気まんまんで作品を作りました。

 

作品作りにおいて、自分はこの世にいないモンスターの鳴き声や、人を斬ったり、血しぶきがあがるようなグロテスクな音作りが
得意でしたので、アイデアの出る限り作りました。
モンスターの鳴き声では、自分の鼻をかむ音を録音しエフェクターで加工し、象の鳴き声、虫の羽音を混ぜて作ったりしました。
人を斬る音では、果物や野菜を素手で潰したり、ハンマーでたたいたり、包丁で切ったりした音を録音して作りました。
その作業はあまりにも楽しすぎて、野菜や果物をたくさん使ったせいか、毎日ミックスジュースを飲む健康生活になりました。
(使った野菜や果物をミキサーでジュースにしたのでw)

 

自分で作った素材を使いながら、2分ほどの効果音だけの物語を制作し提出しました。
その作品を評価して頂き、サウンドデザイナーになる事ができました。
今は得意なジャンルの音作りや、大好きなゲームを作れる喜びをかみしめながら毎日仕事を頑張っています。
就職活動中の学生は、最大限に自分を表現した作品で就職活動を頑張ってください。
そうすればきっと良い結果が得られると、私は思います。

One thought on “得意技で勝負

  1. おはようございます。
    最近コメントをする時間を作れないじゃすです。
    いま、魂を削ってコメントいたします!!

    歯が治ったようでよかったです~、わたしも早いとこ虫歯直さないと。

    自分のオリジナルで勝負・・・・・・オリジナルで評価ですか~。
    自分もオリジナルのモノが多いので嬉しい限りですが。
    でも企業にウケがいいのは完全コピーというのも聴くので色々版権ものも作ってます~・・・・

    一番得意なもの! 自分にとって一番得意なものってなんだろうか・・・
    言いたくないが レジ打ちかも・・・・・っていかん!!
    また己を見失うところでした!

    自分を表現・・・・まずは自分とは何かをもっと明確にしなければ・・・
    まだまだ修行がたりぬか・・・では失礼いたします。

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