ロボットが作れなければロボットを描けばいいじゃない

 

初めまして。
3度の飯よりメカが好き!おかげで全く太れない新人デザイナーのキジマです。

メカ大好きなので、大学ではロボットを作りたくて工学部機械科という
デザイナーに全然関係ない学科に通ってました。

デザイナーというと美大や専門学校で絵やデザイン等の勉強をしていた人
といったイメージが強いのではないでしょうか?
実際僕以外の同期のデザイナーは皆そういう人たちです。

今回は自己紹介として
工学部生がなぜゲーム会社のデザイナーを目指したのか
について書きたいと思います。
 

もともと僕は幼少から絵を描くことがそれなりに好きで
当然美大への進学も考えていました。

しかし、絵の道に進むことへの不安が大きかったため美大は諦め
ロボットを作りたいというぼんやりした理由で工学部を選んだのでした。

結局大学でロボットは作れませんでしたけどね!

授業も基礎のつまらない計算ばかりで(当たり前)
大学の勉強に対する熱意はスズメの涙程度しかありませんでした。

大学生活での僕の熱意は完全に趣味に向かっていたのです。

自由な時間はそれはもうひたすら絵を描いてました。もちろんメカの。
自由時間だけでなく授業中でもかまわずラクガキを描きまくっていました。
(※単位を落とさない自信のある人以外は真似しないでね!)

そんな大学生活だったため、就職活動でアピールできることなんて
絵を描いてたことぐらいしかありません。
加えて機械系でそれほど就きたい職業はないしどうしたものかと
リク○ビを見ているとゲーム会社のページが目に留まりました。

ゲーム会社のデザイナー!その手があったか!

よしそれで行こう!と簡単に決ま…ればよかったのですが、
依然として創作系の職業に就くことへの不安があったため随分悩みました。

創作系の職業は凄く大変と聞くし、
工学部生である自分が本当にその道でやっていけるのか…。

そもそも就職難といわれる昨今、工学部生がデザイナーを目指そうなんて
なかなかリスキーな選択です。

それに対して機械系職業は、このご時世でも就職率は安定して高く
さらに大学院まで行けば確実に就職できる(※誇張です)と聞いていました。

そんな安全な選択肢を捨てて、危険を冒してでもデザイナーを目指すのか…?

そうやって悩んでいると
大学の講義で企業の技術職の方から聞いた話を思い出しました。

「1に計算2に計算、3,4が製図で5に計算」 

「定時?土日?何それ食えるの」(※誇張です)

バリバリ働いて偉くなった方の話なので全ての技術職がそうではないでしょうが
「どうせ何に就いても大変な思いをするなら好きなことをしたほうが良いんじゃないか?」と思うには十分なきっかけでした。

また、自分の大学生活を振り返ってみると
びっくりするくらい趣味のことしか頭にないことに気がつきました。

先ほども述べたようにひたすら絵を描いてた僕ですが、絵を描いていない時間も
「あ、この壁の質感は絵に使えるな」とか
「この工作機械の部品形状はメカデザインに使えるな」とか
そんなことばかり考えていたのでした。

そんな自分に呆れて
「そこまで趣味に対してバカになれるなら仕事にしても
どこまでも頑張れるはず。むしろ趣味以外で何を仕事にしたら頑張れるのか。」
という結論に至りました。

目指す道が決まってからは一直線。
なかなか厳しい結果が続く就職活動でしたが
趣味に対する熱意が認められたのか
無事デザイナーとしてプラチナゲームズに入社出来ました。

とはいえ、仮にどこにも受からなかったとしても
絵を描くことを活かす道から外れる気はなかったです。
回り道はしましたが大学時代を経たことで
本当に自分がやりたいことに気づけたのでした。

まだこの仕事に就いて間もないですが、
本当にこの職業・この会社を選んで良かったと思っています。
趣味のままでも楽しいけど仕事にするともっと凄いことができて楽しいですよ。

ゲーム会社の中でなぜプラチナゲームズを選んだか?というお話はまた次回。

One thought on “ロボットが作れなければロボットを描けばいいじゃない

  1. すいませんコメントを書かずに!
    絶対にほかの方がコメントを書くだろうと思ったんですが・・・・
    どうも、お初にお目にかかります、わたしもメカが大好きな男じゃすです。
    どのくらい好きかと言うとわたしがハンドルネームにしている「じゃす(正式名称は Zyass タイプ2型 B)」も実はメカという設定があり、ただいま2Dでデザイン中、最終的には3Dモデリングし骨付けしていま作っている、「星の戦争クローンウォーズ」で出てくる分離主義の将軍で手が四本になって光る剣をブンブンまわすサイボーグと戦わせようと思うほどです。
    ちなみにその「将軍」はあとちょっとでモデリング完成首の部分を映画並みのクオリティーにしたいと思っております。

    じゃすの世界観や設定、時代背景はかなり凝っててA4コピー用紙4枚でも説明しきれないのでまた後日にでも、
    簡単に言いますと「人間がサイボーグの姿に変形してそこから四速歩行に変形できて日本刀持ってる空を走るトランスフォーマーです。」

    ちなみに敵はドームのようにでかいケーキが変形してビル街を巻き込み町一つが合体するトランスフォーマーです。(設定考え中)

    それぐらい好きです。

    うおっと・・・ブログに関係のないことを書いてしまった・・・ 利用規則にひっかかってしまう。

    しかし、趣味で夢がかなうなんてうらやましいです、いやうらやましすぎます。
    よく我が「愛する」師匠が言っていた、
    「趣味では飯は食えないし、誰も雇ってくれない」
    「絵でメシを食う時代は、10年前に終わった」
    「じゃす、絵がいくらうまくなったってそれは趣味でしかないんだよ、君は就職したくないのか?」

    そしてある意気のいい「女性」のデザインの先生が言っていた。

    「自分が好きなものしか描かないことは、言い方悪いけど○ナニーしてるのとおんなじ、自己満足でしかないそれで仕事を失ったいいデザイナーはたくさん見てきた。」

    まぁ こんないい意味で夢のない学校に通っております。

    だがメカはいい!!すべての形において意味を持たせることができる、そして時代背景や文明をあいてにわかりやすく伝えることができるし、 何より「発明的」です。

    去年公開された「ト○ン・レガシー」のバイクをデザインしたCGクリエイターが言っていた
    「デザインは、発明的でなければならない」

    これからデザインをする上でたくさんの壁にぶつかると思います、自分はいま壁にぶつかっています、趣味と仕事は違うと叩き込まれたので。
    趣味は自己満足、仕事は戦争だとわたしはそう思います。

    うわぁ!!!なんか暗い内容になってしまったようなぁああああ!!! 機嫌を悪くしたのであれば削除してやってくだせぇえええい!!この青二才が言うことです! スルーしてもかまいません!!

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